悲しき酷暑 | Roscellinus Compendiensis

悲しき酷暑

 暑いです。日本中、世界中が暑さにうんざりしています。

 

 そんな状況でも人は考え、行動します。余儀なくされている側面と、主体的な自由と考えられる側面がありますが、暑さに負けない能力を人間はもっていると思います。もちろん、熱中症対策が前提のことです。

 

 クロード・レヴィ=ストロースという文化人類学者は、フランスからブラジルに渡り大学で教鞭をとる一方、熱帯雨林で考え行動しました。未開民族の文化の考察に人生を費やしたわけです。アグレガシオンに合格し、コレージュ・ド・フランスで教授となる人物もまた暑さのなかで人生を模索していたという事実は認めざるを得ません。

 

 暑さ、心身にダメージをもたらすことは確かですが、回避策を取りつつ向き合うのもまた大事だと思います。こうも暑いとついカッとなりがちですが、そこは我慢してこの暑さを乗り切りましょう。