平和 | Roscellinus Compendiensis

平和

 ウクライナ問題について、沈黙をしてきましたがひとこと。

 

 どの国、どの民族に限らず平和にこしたことはないと思います。プーチン氏のように「平和ボケした弱い隣国があるなら、この手で動乱を起こし強者の国にしてやる」というのは、思い違いも甚だしい。現代では当たり前ですが、一発退場ものです。

 

 ロシア兵士、ウクライナ兵士双方かなりの犠牲者をだしていますが、世界史はこれらを乗り越えて共存共栄の道を模索し、多数の犠牲を払って現代の平和を掴んだはずでした。

 

 時の為政者、強権を揮える者にとっては一兵士、一市民の命など取るに足らない数字かもしれませんが、いつの時代も戦乱で被害を受けるのは何も罪のない「人」です。

 

 平和を享受していることに我々は誇りをもつとともに、戦乱を一刻も早く終息させることに個々人ができる限りの努力をすべきです。

 

 それは核兵器に対して核兵器を供与することではなく、別の方法を模索すべきでしょう。なぜなら、暴力に対して暴力を対峙させても憎しみの弁証法が完成してゆくだけだからです。

 

 左派でも右派でも関係なく平和は貫き通すべき理想であり、歴史的事実です。憎しみの連鎖を回避し、共存の道を探し続けることが寛容かと思います。