趣味としての学問大いに良し | Roscellinus Compendiensis

趣味としての学問大いに良し

 哲学にせよ、法学にせよここは何でもいいのですが、趣味で文献読んでブログなりなんなり任意の媒体で発表してますというのは、胸をはっていいと思います。

 

 本来学問は趣味だったはずです。それが職業としての学問になったので自由度が低下したのです。もちろん何かを公に公表するというのは責任が付随します。最初は必ずミスリードするもんです。でも、人間は進化するのでミスリードに気づくはずです。そのときまた変更を公表すればいい。それは恥ずかしいことではなく、どんな偉い先生でもやってることです。

 

 最近の私はミスリードを恥じるのではなく、そこに創意工夫して新しい読み方を提示できるかどうかに重きを置いています。デカルトだって、カントだって、ハイデガーだって思い違いはあります。仮に学問が趣味ならそのミスリードを自分なりに面白く提示できてなんぼだと思います。

 

 中世期、近世期の方が学問は自由だったと思いますよ。