フッサール『デカルト的省察』
デカルト的省察 (岩波文庫)/岩波書店
¥1,015
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フッサールによる名著。
フッサールによる作品のなかでも珍しいタイトルに内容。おそらく弟子のマックス・シェーラーやハイデガーを意識して書き上げています。
「感情移入」、「間主観性」、「他者」等の初期現象学に欠落してたいた重要な概念が再提出されています。この辺は以前にも紹介しましたが、シェーラーとハイデガーと対立、疎遠になってしまった部分です。
ただし、フッサールの前段述べた概念は、まだまだ問題を孕んでいて独我論として読むことも可能です。こうなると当然本書に対して批判的立場で読まなければなりませんので、事前知識は最低限必要だと思います。
特にタイトル通りデカルトを現象学の立場から考察しようというのが狙いですので、デカルトの原典は読んだ方がいいです。ここを怠けると本書が何を取り扱っているのかわからなくなりますから。
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フッサールによる名著。
フッサールによる作品のなかでも珍しいタイトルに内容。おそらく弟子のマックス・シェーラーやハイデガーを意識して書き上げています。
「感情移入」、「間主観性」、「他者」等の初期現象学に欠落してたいた重要な概念が再提出されています。この辺は以前にも紹介しましたが、シェーラーとハイデガーと対立、疎遠になってしまった部分です。
ただし、フッサールの前段述べた概念は、まだまだ問題を孕んでいて独我論として読むことも可能です。こうなると当然本書に対して批判的立場で読まなければなりませんので、事前知識は最低限必要だと思います。
特にタイトル通りデカルトを現象学の立場から考察しようというのが狙いですので、デカルトの原典は読んだ方がいいです。ここを怠けると本書が何を取り扱っているのかわからなくなりますから。